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年金は増やせる!?「1.5人分」の厚生年金を増やす方法をオススメします!
子育て後に増えた主婦の仕事を妨げると言われてきた
数字の「壁」を打ち破る国策です。
今、共働きには強いフォローの風が吹いています。
では、実際に夫婦で1.5人分の厚生年金を受け取れる「2分の1厚生年金」を目指して働き始めるとどうなるでしょうか。
当然のことながら、
まず現在の収入が増えます。月収10万円、年収120万円」から
「20万円、240万円」まで、メインとなる年収をまとめてみました。
現在の基準である501人以上の会社で働き、
社会保険料(厚生年金保険料、健康保険は東京の
「全国健康保険協会」の保険料で、介護も含む)を支払うことが前提です。
社会保険料に加えて、一定額以上の所得税と住民税が課税されます。
それらを合計すると額面の1~2割なので、
手取りは額面の8~9割になります。そんなに引かれているのか・・・」
という気持ちもわかりますが、
年収が上がることで手取りも確実に増えていることに注目したいですね。
収入が増えても、それを使っていては元も子もありません。
子育てが一段落した主婦の中には、”そろそろ楽しんでもらおうかな
“とお金を使い始める人がいます。主に旅行やグルメなどですね。”
先ほどの “103万円の壁 “で触れた積立投資を始めるべきだと思います。
彼女は、”個人型確定拠出年金(iDeCo、以下イデコ)に
月額2万3千円の限度額で加入すれば、掛金が所得から全額控除されるので、
所得税や住民税の負担が軽くなる “と言っていました。
確かに計算してみると、上限の年額27万6千円をイデコに回せば、
年収150万円までは所得税がゼロになります。
“生活に余裕があれば “つみたてNISA”(年間40万円まで)への
投資を加えることができます。イデコと合わせて、
今後大きく成長する可能性があります。”
もちろん、一定額は自分へのご褒美や、
趣味など現在の消費に充てることができます。
また、「給付金」だけでなく、健康保険に加入しているので、
病気やケガで働けなくなった場合には「傷病手当金」ももらえます。
過去1年間の平均賃金の3分の2が最大1年6ヶ月分出ます。
病気を前提にするのは縁起でもないが、いざというときの “強い味方 “だ。
将来の年金(老齢厚生年金)はどれくらい増えますか?
老齢厚生年金の額は、収入額と加入期間によって決まります。
年収(120万円~240万円)で5年~20年働いた場合に
増える年金額を計算してみました。所得水準を考えると
劇的に増えるわけではありませんが、
それでも10年以上働くとそれなりの額になります。
毎年やってくる「ねんきん定期便」の年金額の目安に、
自分で考えたダブルインカム形式(年収、勤続年数)を当てはめることで、
将来の年金額を予測することができます。
もう一つは、年金制度では1991年3月まで学生が任意加入していました。
そのため、20歳以上のときに年金に加入しておらず、
老齢基礎年金を満額受け取れなかった50代以上の人がたくさんいます。
そのような人が60歳以上で厚生年金に加入して働いていれば、
満額に満たない額を埋めることができます。
これは、老齢基礎年金は変わらないが、
厚生年金では「経過的加算」という年金が支給されるからである。
詳しい説明は省きますが、老齢基礎年金は20歳から60歳までの間に
1年間加入すると約1万9500円増え、経過的加算は60歳を超えて
1年間加入するとほぼ同額が増えます。そうですね。
年金額が約58,600円増えます。金額的には、
「月収10万円で10年間」働いた場合の年金額を1年間で換算したものですから、
未加入期間がある方にはおすすめです。